成り立ち
沿革
協同組合札幌木工センターは、国・道・市の行政指導を受けて、家具・建具を主体とする同業者が30企業集まり、昭和36年2月23日に中小企業振興資金助成法全国第一号の適用を受けて設立されました。
当組合は工場の集団化を図り、木工団地を形成し、共同施設の利用による経営の合理化、相互協力による設備の近代化と量産体制の確立、資材の共同購入による品質の安定とコストの低減、従業員の福利厚生の向上等を目的と して発足したものであります。
以来、今日まで一貫して家具・建具・住宅用内装部品等を主体に生産・供給を続け、住宅内装分野の近代化に大きく寄与してまいりました。又、同時に中小企業の振興・地域開発・地域住民との共存等に努力し、社会的にも評価をいただくにいたっております。
現在は、総合インテリアの分野・木製建具製造販売部門・内装施行部門にも業務を拡げ、更に生産・供給体制も整えて、消費者のニーズに応えるべく努力しております。
沿革(1)
昭和38年 共同事業施設として人工框工場を新設、ランバーコアー生産
昭和39年 KJドア(公共住宅部品委員会指定)生産
昭和40年 日本住宅パネル工業協同組合加入、内装部品の生産
昭和43年 日軽アルミ工業と「間仕切りパーテーション」の技術提携
昭和46年 北海道知事認定「特定建設業」の許可を受ける
昭和46年 農林省認定「集成材のJAS」の認定を受ける
昭和48年 家具展示場としてショールームを開設
昭和50年 「木製高級ドア」の生産開始
昭和50年 職業訓練法人「札幌木工高等職業訓練校」を開設
昭和53年 建設省認定「優良住宅部品(木製フラッシュ戸)」認定を受ける
昭和54年 「木製窓」の生産開始
昭和55年 通産省認定「品質管理優良工場」の認可を受ける
昭和56年 建設省認定「優良住宅部品(内装ドア)」の認可を受ける
昭和57年 建設省認定「優良住宅部品(断熱型サッシⅠ型)」の認可を受ける
平成 3年 建設省認定「乙種防火戸ウッドウインドA型・DK型」の認可を受ける
平成 4年 高気密引違い窓実用新案登録 第01927900号
平成 5年 節抜き加工材の製法特許を受ける
平成 5年 高気密引違い窓製法特許を受ける 第01752991号
平成12年 木質系乙種防火戸認定を受ける 第1830(ノースランド)
平成12年 網入複層ガラス入木質系乙種防火戸認定を受ける 第1831号(ノースランドG)
平成18年 札幌発寒木工団地の一部を商業施設に売却
昭和39年 KJドア(公共住宅部品委員会指定)生産
昭和40年 日本住宅パネル工業協同組合加入、内装部品の生産
昭和43年 日軽アルミ工業と「間仕切りパーテーション」の技術提携
昭和46年 北海道知事認定「特定建設業」の許可を受ける
昭和46年 農林省認定「集成材のJAS」の認定を受ける
昭和48年 家具展示場としてショールームを開設
昭和50年 「木製高級ドア」の生産開始
昭和50年 職業訓練法人「札幌木工高等職業訓練校」を開設
昭和53年 建設省認定「優良住宅部品(木製フラッシュ戸)」認定を受ける
昭和54年 「木製窓」の生産開始
昭和55年 通産省認定「品質管理優良工場」の認可を受ける
昭和56年 建設省認定「優良住宅部品(内装ドア)」の認可を受ける
昭和57年 建設省認定「優良住宅部品(断熱型サッシⅠ型)」の認可を受ける
平成 3年 建設省認定「乙種防火戸ウッドウインドA型・DK型」の認可を受ける
平成 4年 高気密引違い窓実用新案登録 第01927900号
平成 5年 節抜き加工材の製法特許を受ける
平成 5年 高気密引違い窓製法特許を受ける 第01752991号
平成12年 木質系乙種防火戸認定を受ける 第1830(ノースランド)
平成12年 網入複層ガラス入木質系乙種防火戸認定を受ける 第1831号(ノースランドG)
平成18年 札幌発寒木工団地の一部を商業施設に売却
7社団地外へ移転
同じく小樽市銭函に組合工場移転
平成23年 アルミクラッド付木製建具の生産開始
(建具の外部にアルミを装着、住宅内部は純木製の仕様)
平成23年 アルミクラッド付木製建具の生産開始
(建具の外部にアルミを装着、住宅内部は純木製の仕様)
沿革(2)
昭和36年2月23日 | 組合員30企業をもって設立 31区画の分譲工場等集団化事業 札幌市内に点在している家具・建具の企業を集約する | ||||||||||||||||||
昭和36年7月21日 | 小企業振興資金等助成法に基づく助成対象団地として指定を受ける | ||||||||||||||||||
昭和39年 | 団地完成 施設に保育所、集会所、浴場、売店、レストラン 当時として先端的団地の形態 団地面積 171,600㎡(5万2千坪) 内組合37,146㎡
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昭和50年12月 | 助成法に基く高度化資金を完済 補完事業としてショールームの開設(組合員企業生産)、木工会館の建設 共同加工事業 生産・倉庫・管理 共同販売事業 内装・商流・家具 共同購入事業 建材 教育情報・福利厚生事業 総務 共同受電事業(平成18年事業廃止) | ||||||||||||||||||
昭和56年11月 | 木工会館竣工 | ||||||||||||||||||
平成14年3月 | ショールーム閉店 | ||||||||||||||||||
平成18年2月 | 札幌発寒木工団地の一部を商業施設に売却(団地内7社移転、1社廃業) | ||||||||||||||||||
平成23年3月 | アルミクラッド付木製建具の生産開始(建具の外部にアルミを装着、住宅内部は純木製の仕様) |
札幌木工団地をかえりみて
初代理事長の西野清太郎氏はその著書『集団工場を省みて(かえりみて)』において、
「第二次世界大戦後の10カ年にわたる科学の進歩は過去100年間の実績を陵駕するほどの驚くべき飛躍的発展を成し遂げている。 私どもの自らの生活の安定と、より高い文化生活を望むものにとっては、衣食住の充足がなにより優先するのであって、さらに香り高い文化生活、潤いのある生活を築く為には、美麗で合理的な家具建具等の室内装飾を強く要求するわけであり、この要望に応え、時代に即応する家具、建具製造を主軸とする木工の大集団企業化こそは近代産業への参加であり、前進を意味するものである。」
としております。
また、協同組合札幌木工センターの設立について氏は、
また、協同組合札幌木工センターの設立について氏は、
「我が国の産業構造の9割を占めるものは中小企業である。こころみに本道木製品工業をみるには一般中小企業の例にもれず、資本力が弱く、設備などの近代化がおくれ、経済的にも、あるいは精神的にも、大きな負担と苦悩の中に閉じ込められている。特に最近においては本州大資本による木製品の道内進出が激増し、本道業界に大きな圧迫を加えつつある状況にある」として、
「個別企業における設備投資に対する負担の軽減、集団化による設備の近代化、分業化、専門化による生産能率の向上、その他公害対策これらを急速に実現する為工業地帯への集団化は、今や論議の余地のない問題であるとして特に北海道は豊富な林産資源に恵まれているとはいえ、我が国最北端に位置しその立地性において不利な条件下にあり個々の努力のみをもってしては、早晩限界に達することが予想される」として、協同組合札幌木工センターの建設に必要性を確信したようであります。
それにより生産方式、デザイン、品質向上、価格、生産ならびに販売の調整など大きく経営の合理化がはかられ、共同作業を基盤とする一元化と労働力の節減、協同組織化による道外・輸出などの市場開拓。近代の企業性にマッチするための教育施設を完備し有能な研究者・指導技術者の人材を養成し、業界の発展につとめることなど木工集団センター街の理想郷の実現を行うべく建設を推進されるに至りました。
但し設立に至るまでの道のりは、多くの艱難を乗り越え事業の達成をみたと伺っております。
西野清太郎氏は「かえりみて、くるしきことのみ多かりき みち暗くして山のけわしき」と林芙美子の一節を借用して最後に感想を述べられております。 この理念は、創設以来60年がたつ現在においても組合組織の中心的概念であり、われわれ中小企業者の永遠の問題が問われているところであります。
但し設立に至るまでの道のりは、多くの艱難を乗り越え事業の達成をみたと伺っております。
西野清太郎氏は「かえりみて、くるしきことのみ多かりき みち暗くして山のけわしき」と林芙美子の一節を借用して最後に感想を述べられております。 この理念は、創設以来60年がたつ現在においても組合組織の中心的概念であり、われわれ中小企業者の永遠の問題が問われているところであります。
今後も我々は、中小企業者の熱意に基づく団結と強固な経済基盤を構築すべく努力をして参りたいと存じます。その後、札幌木工団地創設の意志を守り、新たな躍進を押しすすめて参りましたのは、昭和42年から故山地弘高氏が36年間、平成14年からは故高松正氏が3年間共に代表理事に就任され、安本勝弘氏から現在の安田浩康氏へと引き継がれております。
事業の経験年数並びに経験概要
昭和36年 2月設立
昭和39年 工場操業に入る。建材販売取り扱い。
昭和43年 家具販売取り扱い。
昭和45年 建築、内装仕上工事取り扱い。
昭和50年 フランスドアの製作販売に入る。
昭和54年 木製機密窓(ウッドウインド)の開発、製作販売に入る。
昭和57年 BP木材(節抜き加工木材)の開発、製作販売に入る。
昭和61年 PVC窓ドア(ハッサムナンバー1ドア、ウインド)の開発、製作販売に入る。
平成 2年 木製機密窓(ウッドウインド)S型認定
平成 3年 木製乙種防火戸認定 第1437号(ウッドウインドA型)
平成 3年 木製乙種防火戸認定 第1437号(ウッドウインドDA型)
昭和60年 高気密引違い窓実用新案登録願 第037095号
平成 4年 高気密引違い窓実用新案登録 第01927900号
昭和60年 高気密引違い窓特許願 第052903号
平成 5年 高気密引違い窓特許 第01752991号
昭和60年 節抜き加工材の製法特許願 第023258号
平成 5年 節抜き加工材の製法特許
平成12年 木質系乙種防火戸認定 第1830(ノースランド)
平成12年 網入複層ガラス入木質系乙種防火戸認定 第1831(ノースランドG)
平成18年 工場銭函移転
平成23年 アルミクラッド付木製建具の開発
主なる仕入先
西條産業㈱、㈱ニヘイ、旭建材㈱、三菱商事、昭和木材㈱、大日本商事㈱、コクヨ北海道販売㈱、AGC硝子建材㈱、札幌ファニシング㈱、組合員
主なる販売先
北海道、札幌市、清水建設㈱、㈱竹中工務店、大成建設㈱、㈱フジタ、日本住宅パネル工業、ハウジングオペレーションアーキテクツ㈱、㈱三菱地所、㈱キムラ、東海大学、東海教育産業㈱、市内工務店及び家具建具メーカー、一般消費者、組合員
主なる工事 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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主要設備一覧
名称 | 台数 | 形式容量 | 製造者名 |
横切機 | 8台 | 12吋丸鋸他 | 栗林機械 |
自動一面鉋 | 2 | 16BG16吋 | 飯田工業 |
〃 | 1 | SP-12318吋 | 庄田鉄工 |
〃 | 1 | 11-DA18吋 | 飯田工業 |
ギャングソー | 1 | 8吋 | 浜泉機械 |
コールドプレス | 1 | 三段P-202,900×990 | 太平製作所 |
〃 | 1 | 一段3,600×800 | 〃 |
〃 | 1 | 十段3,150×1,350 | 山本鉄工所 |
ドアロックモーティサー | 1 | ITALIA | |
オートマチックダブルサイザー | 2 | 平安鉄工 | |
ダブルアンドテノーナー | 2 | 宇田川鉄工 | |
超仕上鉋盤 | 1 | 丸伸鉄工 | |
自動鉋盤 | 1 | KNH-180X型 | 桑原製作所 |
留柄加工機 | 1 | TM-221 | 庄田鉄工 |
パネルソー | 1 | SZ-8000 | 新鋼工業 |
モールダー | 1 | M-180 | 飯田工業 |
ギャングリッパー | 1 | 庄田鉄工 | |
テーブルリフター | 1 | M-2012 | 名古屋機工 |
ボール盤 | 1 | DE105 | 日立製作所 |
ボール盤 | 1 | DE08 | 日立製作所 |
庄田オートヘッドルーター | 1 | ROA-113 | 庄田鉄工 |
ウッドサッシ加工機 | 1 | METHOD | イタリア製 |
ウッドサッシ組立機 | 1 | SOー3500型 | 〃 |
自動四面鉋 | 1 | プロフィマット22Nヴァイニッヒ | ドイツ製 |
Wエンドテノーナー | 1 | NO920101 | 庄田鉄工 |
以上